不倫日記

不倫をやめたい人の背中を押せるかもしれないブログ

ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
このブログは、妻子持ちおやじが不倫関係にあった独身女性との関係について書いたものです。
何年も前に終わったことですが、終わった今だからわかることもあるのかなとも思います。 >>続きを読む

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再会(3)

「道忘れちゃったな。どうだっけ?」
「ここの通りを真っ直ぐ行って、信号を右、それから・・・」
「うーん、そういう面倒くさくてつまんないのはいいや」

私はあえて遠回りの道を選びました。彼女もそれで納得してくれたようです。あんな単純な道を「忘れた」などというすぐバレる嘘につきあってくれました。考えないようにはしていましたが、「多分もう会うこともないだろう」という気持ちが私の中にありました。


私の元を去っていく時に交わした約束は二つ。
「つきあう男ができたら連絡しろ」
「結婚することになったら連絡しろ」
二つ目はどうでしょう?もう守る必要もないのかもしれない。というよりも、一つ目の約束を守ってくれたことに、感謝しましたが、もしかしたら同時に、自分自身で、自分に対するしっかりとしたけじめ、無言の「さようなら」にしたかったのかもしれない。

この時間帯の道路は悲しいかな、スムーズです。どんどん追い抜かれますが、構わず制限速度ギリギリ近辺で走り続けます。これでもう会うこともないだろうと思うと、本当に言葉が出ない。
正確に言うと、彼女は半年も前に私に別れを告げ、去っていったのです。ただ、その時は自分の中で去っていったとしても、「まだ誰のものでもない」という意識がありました。今度は違います。

私はさらに回り道をし、大きな公園の脇に車を止めました。
「随分、泣かせたな」
「うん・・でもお互い様だから・・・」

お互い様?なんのことだろう。そういえば以前に彼女の会社の男性が、という事があったっけ。あんなつまらないことに激しい嫉妬を覚えた、阿呆な中年おやじ。彼女の負担にくらべれば私の負担など、とるにたらないことです。「お互い様」って?そんな取るに足らないことを「お互い様」にしてくれる彼女。こんないいコにそんな想いをさせていたのか、と今更ながらのように後悔の念が浮かびます。
もはや私にできることは、彼女がこれから先、幸せになれるよう願うことだけ。

手をとり手の甲にキスをしました。彼女が笑ったので少し私は安心し、公園を出ました。自宅まであと少しです。
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| お別れ | 23:01 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

はじめまして。初めてでさしでがましいですが、コメントをさせていただきたくて。「お互いさま」にはいろんな意味があると思いました。彼女もきっと、見えないところでブログ主様がつらい、せつない思いをされていること、わかっていらっしゃったと思います。彼女に言い寄った男性の件だけじゃなく。そんなの、気づいていらっしゃって、私の言うところではないかもしれませんが。そして、ただの予測にすぎませんが、僭越ながら、女性の心理としては、きっとそうではないかと思うのです。

| ちゃか | 2010/11/26 21:18 |

ちゃかさん

はじめまして。よろしくお願いします。

>彼女もきっと、見えないところでブログ主様がつらい、せつない思いをされていること、わかっていらっしゃったと思います。

そう思えますよ。でも、女性の負担の方がはるかに重いのに
あえてお互い様と言ってくれたことに感謝しています。
この時点で完全に負けです。

今でもたまに思い出す事もありますが、
幸せでいてほしいと、それだけを願っています。

コメントありがとうございました。


| onimaru | 2010/11/27 01:58 |











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